永遠の0 映画を見る

たまに映画の話なんかも書こうと(笑)
この映画の公開は1年前だから今更なんですが。

最初は公開時に見るつもりがなんとなく機会を逃し、小説だけ買ったまま読まずに半年以上放置。

小説を読んだのが10月下旬。
読んだらあっという間に宮部という人物に心奪われ、・・・それは読み終わりたくなくなるほど(笑)。実際最後はゆっくり読んでた。

ワタクシ、岡田ファンでもあるので(←まだ卒業していない)、これはやはりすぐ映画を見なくてはって思ったものの、原作の余韻が大きくてなんというか、映像化されたものを見る勇気がなかなか湧かないの~~~。

小説読み終わってから3週間くらいたってからですかねえ、、ネット上の公式サイトで予告編をじっくり見たのは。

この1週間ほどは、「今日はレンタルしに行くぞ!」と決めつつ、なかなか行動に出れず。それもレンタル屋の下見に行ってるの(笑)。
こっち越して来てから最寄りのレンタル屋の会員になってなかったし、ちょっと離れたTSUTAYAにするか迷ってもいたので。
で、DVDが置いてある棚の位置確認して帰ってきてるし(爆)。

それで一昨日やっと見ました。


永遠の0 DVD通常版

面白かった!
原作を読んでるとちょっと物足りない気もするけれど、評価が下がるほどのことではない。

映画のラストの宮部の笑みは何を意味しているのかって議論が相当あるようで、これは原作にはない要素ですね。
言われてるように解放感とか、パイロットとしての本分を発揮できた達成感?
原作では米軍の兵士のモノローグがあって「悪魔が乗っていると思った」とあるけれど、まさにそんな悪魔的な表情なんですね。
特攻が成功したかどうか。
ここもよくわからないまま終わっている。ただ、敵艦船までたどり着けなかった特攻機が多かったということを考えれば勝利なんでしょう。
それで、「特攻を美化した映画」だなんて批判もあるんですかね。
このラストもこれはこれで好きです。

でも原作の方がいいかな。
宮部は関わる人々に慕われ、彼らの人生に影響を与えているのに、時代からしてみればただ一人のパイロット。

英雄主義の考えでは、これほどの人(物語の主人公は)は普通に、つまらなく死ぬわけないと思いたいのだけど、実際には、戦果を上げることなくただ死んでしまった。(突入には成功したけれど爆弾が不発だったため)

そこがなんというか、、、現実感があって。
普通の一人の物語なのです。

どうして宮部が特攻に志願したかについては、明確に説明されてはいません。
映画見た人も原作読んだ人も、そこが気になってある意味「消化不良感」が残るのだけれど、そうすることによって、読んでる方も登場人物たちと同様、宮部を失った悲しみの中に引き込まれていくのだと思ったり。作家のテクニックってやつかな(笑)。

買うかな、DVD(笑)


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